10月15日、中国財務省が今週中に、香港で最大60億ドル規模の米ドルソブリン債を発行すると複数のメディアが報じた。債券引受に選ばれた銀行は、中国の金融機関4行(中国銀行、交通銀行、中国建設銀行、中金公司)とゴールドマン・サックス、シティーバーク、エヌ・エイなど外資系9行の計13行で、HSBC(イギリスの金融グループHSBCホールディングス傘下の香港上海銀行)は欠席した。これは中国が2017年にドル建て債券の発行を再開して以来、HSBCが初落選した。
このニュースを受けて、HSBCの広報担当者は、同行は債券発行を支援する業務能力においてリード的存在であり、今後も中国共産党政権の資本市場開放を支援していくと述べた。同時に、HSBCは「中国財務省との良好な協力関係を維持している」とも述べた。
(翻訳・藍彧)