複数の報道によると、河南省虞城県(ぐじょう-けん)の村民、刁建立さんはこのほど、助けを求める手紙を出した。9月24日、地方政府の人は何の書類も出さずに掘削機で家を壊し、おまけに刁建立さんは殴られ、肋骨7本を骨折したという。
刁建立さん(41歳)によると、9月24日朝6時頃、家事をしていた時、ドアの外で誰かがメガホンで叫んでいるのが聞こえた。すると、一人の男の命令で、数十人が家の中に乱入してきた。刁建立さんは慌てて二階に逃げようとしたが、数名の男が2階に上がってきて、彼をパンチやキックで殴った。その後、彼を家から数十メートル離れた所に運び捨てた。役人たちはいかなる証明書と書類をも提示せずに、全ての過程を暴力的に実行した。
午前8時ごろ、役人たちが去ってから、刁建立さんは警察署に通報しに行った。その間に、家が掘削機で押しつぶされ一部家具が埋められたという、家族からの電話連絡を受けた。刁建立さんは、彼の家を強制的に取り壊しに来た役人たちを率いたのは、虞城県城郊郷政府職員の劉長征であると述べた。
刁建立さんの弟はインタービューで、自分の家は政府の評定を経た合法的な建築であると語った。刁建立さんは、民家に不法侵入し、故意に傷害を与え、公私財産の故意の破壊などの容疑があり、劉長征ら役人の刑事責任を追及するべきだと主張した。
この事件は現在、虞城県城郊郷警察署に提訴されているが、同署は記者の質問に一切応じなかったという。
(翻訳・藍彧)