虫歯や歯の知覚過敏、歯磨きによる出血など、ほとんどの人が何らかの歯の問題に悩まされているのではないでしょうか。これらの問題は深刻なものではありませんが、放置すると、根本治療、さらにはインプラントが必要な段階まで悪化してしまう可能性があります。 歯に問題が生じた場合、口の中が清潔に保たれていないことが主な原因です。口腔ケはきちんとされていると思われがちですが、実は見えないところに細菌が残っていることもあります。では正しい口腔ケアをチェックしてみましょう!
1、歯の間違った磨き方
多くの人は横向きに歯を磨く習慣がありますが、これは間違った磨き方です。下手すれば歯茎の後退につながる可能性があります。正しい歯の磨き方は、歯ブラシのヘッドを歯に向かって45度の角度で、少し優しく震えるように、1回に1~2本ずつ、歯の内側、真ん中、外側の各面を漏れなく磨くべきです。
2、かための歯ブラシを使う
かための歯ブラシは磨く効率が良い反面、歯や歯茎を傷つけやすく、歯茎からの出血などのトラブルにつながります。 実際、柔らかい歯ブラシを使えば正しい磨き方で十分きれいに磨けます。ただし、柔らかすぎる歯ブラシは避けたほうが良いでしょう。
3、舌を磨いていない
多くの人は歯だけを磨いて、舌を完全に無視しています。実は、舌には虫歯や歯周病などの原因となる細菌が多く隠され、口臭の原因にもなります。そのため、歯を磨くときは、そっと舌も磨いておくと良いでしょう。
4、フッ素入りの歯磨き粉
歯のフッ素症やフッ素中毒が心配で、フッ素フリーの歯磨き粉を使っている人がいます。歯磨き粉に含まれているフッ素の含有量は害には程遠く、かえって虫歯予防に効果的です。
5、磨く時間が短すぎる
歯を清潔に保つためには、2分以上歯磨きすると良いです。普通の大人の歯は28~32本あり、1本の歯には2~3面磨く必要があります。そのため、正しい方法で歯を磨くには、最低でも2分は必要でしょう。
6、歯磨きの頻度
口腔保健調査のデータによると、7割近くの人が1日1回しか歯磨きをしていないことがわかりました。実際、歯磨きは朝と夜に1回ずつ、1日2回の頻度が最も推奨されています。食後に歯磨きする習慣をつけたほうが良いでしょう。
7、デンタルフロスを使わない
口の中の食べカスや細菌をきれいにするのに歯磨きだけでは十分ではありません。デンタルフロス を使わないと、歯と歯の隙間に食べカスや細菌が残り、歯石になってしまうことが多いです。ひいては虫歯に発展しかねません。気がついたときにはすでに深刻な状態になってしまっています。
8、定期的に歯のクリーニングをしない
歯石は歯肉炎や歯周病の最も根本的な原因であり、歯の緩みや隙間の拡大につながります。歯石はクリーニングでしか取り除くことができません。半年から1年に1度の頻度で歯医者にクリーニングしてもらいましょう。
歯は私たちの体の中で一番硬い部分ですが、しっかりケアをしないと病気になってしまい、大変な思いをすることになりかねません。今からご自身の歯のケアを見直して、正しい方法でケアしていきましょう。
(翻訳・玉竹)