中国で最も有名な漫才団体「徳雲社」の副団長である于謙は、YouTubeでアカウントを開設して自身の作品を投稿していた。最新動画のタイトルはなんと「総加速師は犬である」となっており、中国で「総加速師」とは習近平総書記を指す言葉であることから、ネットユーザーの間で物議を醸した。タイトルはその後修正された。
香港アップルデイリー は7日、中国の漫才名家である于謙の最新作「総加速師は犬だ」を報道した。その内容は、中国皇室が犬を飼う縁起について、清の西太后に遡る。犬をこよなく愛した西太后が、犬のことで国事の判断にまで影響を与えた。于謙は「何事も犬を用いて判断するのはどうだろうか?清の滅亡は犬と関係があった」という趣旨を伝えようとした。
習近平は野心家で、他分野で改革をした挙句、悪評ばかりでネットユーザーから「共産党崩壊の総加速師」と呼ばれている。
于謙の新作「総加速師は犬だ」の内容は習近平とは全く関係がないが、一部のネットユーザーはタイトルが習近平を指していると考えている。習近平を犬だと風刺する以外に、亡国を連想させる内容となっているため、明らかに中国共産党政権のタブーに触れている。これは中国のネットユーザーの間でも懸念されている。その後、タイトルは「国家の運命と犬」に変更された。
ビデオ番組「世界の十字路」のコメンティーターである唐浩氏は、習近平の現在の行動はまさに中国共産党を終焉へと導いており、習近平は共産党の最後の指導者になるだろうと述べた。
(翻訳・藍彧)