10月6日、インド空軍のラケシュ・クマール・シン・バダウリア参謀長は、中国やパキスタンとの緊張関係がエスカレートする中、インド空軍は予期せぬ軍事衝突に対処するための準備を十分に整えていると述べた。
アップルデイリーによると、インド空軍のバダウリア参謀長は、インドは中国共産党、パキスタンの国境地帯での緊張が高まっている中、パキスタンは中国共産党と緊密に協力し、大規模な演習を行っているという。しかし、インド空軍は、二面戦争を含む予期せぬ軍事衝突にも対応できるよう、準備ができている。
パダウリア氏は、衝突が発生した場合、「突発的な事件に対応するために強力な部隊を配備しており、中国共産党はインドに勝利する可能性がない」と強調した。
二重の敵対勢力の脅威に直面しているインドは、最近、敵を抑止するために頻繁にミサイル実験を行っている。インドは9月30日、ブラフモス(BrahMos)超音速巡航ミサイルの航続距離を300キロから450キロに拡大した延長版の試射に成功したと報じられた。また、近年では陸海両用のほか、ブラフモスミサイルの空爆版が開発され、シーザー30(Su-30)戦闘機に搭載されており、中国共産党への核の脅威に対応している。
現在、インド軍は、自国開発の対空ミサイル「アカシュ(Akash)」、超音速巡航ミサイル「ブラフモス」の射程延長版、弾道ミサイル「シャウリヤ(Shaurya)」など、少なくとも3種類のミサイルを中印国境に配備している。後者の2つはいずれも核弾頭を搭載することができ、軍事衝突時にインド国境の駐屯地の防御力と長距離攻撃力を大幅に向上させることができる。また、「シャウリヤ」はチベットの中国軍の飛行場やミサイル基地を直接狙うこともできる。
(翻訳・藍彧)