イメージ:kou / PIXTA(ピクスタ)

 現代生活では、運動不足になりがちです。運動しない理由のほとんどは、時間がない、または場所がない、運動するとさらに疲れを感じるなどが挙げられます。では、あまりスペースを必要とせず、時間と労力を節約して健康を維持できる運動はなんでしょうか?壁に背をつけて立つ「壁立ち」がまさにこれです。

 毎日、壁立ちを続けることで体に変化:

 1、胃腸の調子がよくなり、ダイエットができる

 壁立ちは、胃腸の消化と吸収を助けます。胃腸管の蠕動を強化し、体内の毒素と老廃物を排出し、脂肪と体重を減らすのに役立ちます。

 2、肩や首の違和感を改善

 壁立ちで、肩の組織がリラックスして筋肉の弾力性が回復し、首周りの血液循環が促進され、肩と首の不快感が改善されます。

 3、猫背矯正

 猫背がある人が多く、外見の美しさだけでなく、首の健康にも影響を与えます。壁立ちなら、この状況を改善し、猫背を修正して正しい姿勢に直すことができます。

 4、疲労を軽減

 一日の仕事を終えた後、人は疲労感、倦怠感を感じますが、壁立ちをすることで、疲労回復に効果があると同時に、静脈瘤の発生を防ぐことができます。

 5、脳の活性化

 壁にくっついて立つことで背中の筋肉が緊張し、これで背骨が刺激されます。脊椎神経による脳への刺激で、脳の活性が期待できます。

 壁立ちの注意事項:

 1、姿勢

 怪我や無駄を省くためには、まず、正しく標準的な姿勢で立つことが大切です。立っているときは、頭、肩甲骨、お尻、かかとを壁にしっかりとつけて、腰と壁に「手のひら1枚分」のすき間が空き、まっすぐに立ちます。同時に、腹筋と脚の筋肉を使えるように、全身の筋肉をしっかりと保ち、頭と胸を上げ、肩を外側に伸ばします。手は自然に垂れ下がり、足は少し強くなり、この姿勢を一定時間キープします。

 2、時間

 姿勢を正しく保てば、あとは時間です。壁立ちを行うには、体に不必要な負担をかけないようにステップを踏むべきです。最初は少し短くても構いません。ゆっくりと10分以上に伸ばすように、毎日頑張って続けると、時間の経過とともに体に良い変化が表れます。

 3、リラックス

 壁に体をくっつけてからは、体をリラックスさせ、脚の筋肉に負担をかけないようにしてください。

(翻訳・玉竹)