9月29日、四川省政府が「市民が食糧品を貯蔵すること」を薦め、飲食企業、食堂及び都市と地方の家庭がそれぞれのニーズに応じて一定量の食料品を備えることを推奨した。ネットユーザーは、これは明らかに食糧不足の兆候であるとコメントした。
中国公式メディアの報道によると、四川は経済規模が大きく、人口も多く、食糧生産と消費が多い省であり、自然災害が頻生し、食料品の確保が最優先事項である。報道では、四川省は近年、食糧の需給ギャップがあり、構造的な矛盾がより顕著になっていることを明確に示している。
中国共産党四川省人民代表大会常務委員会は9月27日に成都で開催され、「四川省の食糧安全保障条例(草案)」を審議した。この「条例草案」は、穀物の生産・備蓄・流通、産業開発、品質と安全性、景気対応緊急保証などの複数議題が含まれている。
同条例は、「市民が食料品を貯蔵すること」という項目を特別に追加し、飲食企業、食堂及び都市と地方の家庭がそれぞれのニーズに応じて一定量の食料品を貯蔵することを明確に推奨した。
これに対し、ネットユーザーから
「四川は法案で食料貯蔵を奨励しているが、これは罠か、市民が食料品を貯めたら取り上げられるでしょう」
「貯蔵なんてできない。以前毛沢東の時代には、家の地面を掘ってまで食べ物を奪ってたな」
「市民が食料品をストックして、戦争と飢饉に備えるのだ」
「これはどういう意味だろうか。以前は今年秋以降食糧危機があると述べたが、来年、再来年は食糧危機がさらに深刻になるだろうか」
「今は国があなたのために何ができるのかを尋ねるのではなく、あなたが国のために何ができるか問われるご時世だ」
「この国は数週間前にアメリカからたくさん食料品を買ったばかりではないか」
「59年から61年まで、飢餓者が最も多かったのは四川省で、次に安徽省、河南省、甘粛省が続いて、他にどこだったか忘れてしまった」
(翻訳・北条)