スコット・モリソン首相(イメージ:Wikimedia Commons/User:Clrdms, Kristy Robinson / Commonwealth of Australia / CC BY

 国連総会が9月26日に開かれた。国連の公式ニュースによると、豪州のスコット・モリソン首相は総会でビデオ演説を行い、新型コロナウイルス(中共ウイルス、SARS-CoV-2)の再発防止のため、起源究明に全力を尽くすよう世界に呼びかけた。

 モリソン首相は「このウイルスは私たちの世界と国民に災いをもたらした。 何が起こっているのかを知るために、そして大惨事の再発を回避するために、私たちはできる限りのことをしなければならない」と述べた。彼は2019年の新型コロナウイルスのトヒと動物の共通感染源を特定することや、ウイルスがどのようにして人間に感染するのかを究明すべきだと主張した。

 「世界保健機関(WHO)が新型コロナウイルスについて独立した調査を行うことを決定したことを強く支持している。このウイルスは世界で少なくとも100万人の命を奪い、世界を不況に陥れてしまった。私たちは再発を防ぐため、何が起こったのかを知るために最善を尽くすべきだ。」

 一部のメディアは、モリソン首相の発言は豪州と中国の緊張関係を激化させる可能性があると指摘した。今年の初め、モリソン首相は同じような言論を発表したため、豪中両国の関係が緊張した。中国共産党は豪州の一部の商品に関税を課しただけでなく、2人の豪州記者の中国撤退を命じた。

(翻訳・藍彧)