米国大統領選挙の正面対決がすでに始まった。ドナルド・トランプ大統領とジョー・バイデン元副大統領の第1回テレビ討論会が9月30日午前10時(日本時間)に行われた。討論会直前、二つのできごとがあった。一つはトランプ氏はバイデン氏が耳にワイヤレスイヤホンをつけていないかの検査を求めたが、バイデン氏がこれを拒否した。もう一つ、バイデン氏は90分の弁論において2回休憩することを要求したが、これはトランプ氏が拒否した。
フォックス・ニュースによると、トランプ氏の選挙チームは討論会前に、ヒントをもらうことを防ぐために、トランプ氏とバイデン氏の耳に電子設備および信号機がないか、第三者による検査を受けることを提言したが、バイデン氏は拒否した。また、過去数週間に、バイデン氏の選挙チームは90分の弁論において2回休憩することを要求した。つまり30分に一回休憩。トランプ氏はこれを拒否した。
トランプ氏の選挙チーム代弁者ティム・マーター氏は「数日前、ジョー・バイデン氏のスタッフは討論会の前にワイヤレスイヤホンの検査に同意したが、何故か今日突然拒否した」と話した。
マーター氏によると、バイデンチームは討論会中に数回休憩を挟むことを要求したが、トランプ氏がこれを拒否したという。
以前にも、トランプ氏はバイデン氏とのテレビ討論会の前後に薬物検査を提案したが、バイデンチームが拒否した。
マーター氏は「最も重要なのは、薬物検査を拒否したことだ。これは明らか過ぎる。バイデンチームはテレビ討論会の前に役に立つものをすべて探すに違いない。47年間も失敗したワシントンの政治家として、バイデン氏はどれだけ手助けを必要とするのか」と述べた。
バイデンチームはバイデンが休憩を求めたことを否定し、ワイヤレスイヤホンなどはつけないと公言した。
(看中国記者・程雯/翻訳・北条)