人類史上初めて宇宙に行ったソビエト連邦の宇宙飛行士 ユーリイ・アレクセーエヴィチ・ガガーリン 氏は、1961年4月12日に宇宙船「ボストーク1号」に乗って地球を一周した。一方、その死をめぐっては様々な見解が提示されており、宇宙人に連行されたと示唆する説も信じされている。
ガガーリン氏は1968年3月27日、飛行教官で航空団副団長のウラジミール氏とともに、モスクワ郊外のチカロフスキー宇宙基地でMiG-15戦闘機の飛行訓練を行っていた。
訓練が終わり、地上管制官はガガーリン氏の帰還要請のサインを確認したが、それからガガーリン氏の消息が絶ってしまった。後からガガーリン氏とウラジミール氏が操縦していた飛行機が、宇宙飛行場からあまり離れていないヴラジーミル新村の近くに墜落したのが発見された。
専門家らは事故の可能性を前提に様々な調査を行ったが、当時の状況を正確に説明することができなかった。大量の目撃者による証言や、まだ機密解除されていないKGBの機密資料の抜粋によると、死体が確認されたのはウラジミール氏だけで、ガガーリン氏は宇宙人に誘拐されたという。
謎の飛行機とUFO
飛行機の墜落地点に最初に到着した目撃者は、森林管理人のウラジーミル‧モロゾフ氏だった。
モロゾフ氏は、事故現場に向かっている途中、MiG-15と思われる別の飛行機が事故地点の上空を旋回していたと振り返った。この謎の飛行机は戦闘機のあるべき飛行高度よりも低く、不思議なことに、音を立てずに飛んでいた。モロゾフが森を抜けて野原に出ると、その飛行機はUターンして飛んでいった。しかし、当時基地には他の飛行機を派遣した記録がなかった。
何人かの証人は、眩しく光る円盤状の物体を見かけたと証言している。基地とMiG-15との連絡が完全に途絶える前に、最後のメッセージが「私たちは何も見えなくなった」だったそうだ。これは当時、雲の中に入ったと専門家が解釈したが、実際には、強烈な光があったために何も見えなかった可能性がある。
当時飛行機の無線通信がすべて遮断された。現場にいた目撃者である女性リュドミーラ‧ヤルツェワさんは、空上でUFOのようなものが飛行機と衝突したのを目撃したという。UFOは楕円形の明るい光を放っていて、正体を確認することができなかった。
恐怖のため、ヤルツェワさんは林の外へと走っていった。それから飛行機が地面に墜落した爆発音が聞こえた。兵士たちは飛行機の残骸から「ブラックボックス」を探していたが、見つからなかった。
盲目予言者「ガガーリン氏は死んでいない」
1979年、ブルガリアの盲目予言者ババ・ヴァンガの言葉は再び波紋を呼んだ。彼女は「バンフィン星の住民から聞いた話では、ガガーリン氏は宇宙人連行されたそうだ」と話した。
「UFO:招かれざる客」というテレビ番組で、ゲストエンジニアのジェニア氏は、1989年10月18日から19日に跨ぐ夜、宇宙人に宇宙船に連れ込まれたことを証言した。「私が宇宙船の中で最初に見たのは他の3人の地球人で、そのうちの1人がガガーリン氏だった。ガガーリンのことを間違えるわけがない。」
ガガーリン氏が初の宇宙飛行の過程で、不思議な光景を目撃したという資料もある。これは彼を連行した宇宙人となんらかの関係があるかもしれない。
(翻訳・柳生和樹)