米国に亡命した香港大学のウイルス学者・閻麗夢氏は近日、複数の米国メディアの取材に応じ、新型コロナウイルスの拡散は中国共産党の故意によるものであり、武漢のウイルス研究所が発生源であると改めて強調した。
新型コロナウイルスの放出は故意
閻麗夢氏は9月15日、Foxニュースのインタビューで、中国共産党政権が故意に新型コロナウイルス(中共ウイルス、SARS-CoV-2)を放出し、全世界に拡散させ、大勢の死者と経済的被害をもたらしたと明らかにした。
Foxニュースのキャスターは、中国共産党がこのウイルスを「故意に」放出したと信じているのかと質問した。「そうです。もちろんです」と彼女は答えた。
閻麗夢氏は、「香港大学にあるWHO参考実験室(Reference Laboratory)で働いていました。世界最高のウイルス実験室です。私は伝染病発生の早期から秘密裏に深く調査してきました。中国では私も情報ネットワークを持っています。ネットワークのメンバーは病院で働いています。世界最高のコロナウイルス学者と一緒に仕事をしています」と話した。
発生源はウイルス研究所
9月18日、閻麗夢氏は米国メディア「ニュースマックス(Newsmax)」のインタビューに応じた。ウイルスの発生源が研究所である可能性について質問された際、彼女は次のように答えた。「P3またはP4実験室には厳格な規定があり、監督官による厳しい監視があります。生きたまま実験室から出られるのは人間だけです。その他の生物は実験室に入った以上、生きて出ることはできず、廃棄処分されます。そのため、このウイルスは中国共産党が放出させたものに間違いありません。」
ではなぜ論文を学術誌に投稿しなかったのか。この質問に対し、閻麗夢氏は「学術誌はすでに一種の大きな勢力にコントロールされています。投稿したとしても、彼らは数か月ないし数年かけて私の研究報告を『審査』し、そして発表不可の結論を出すだけでしょう。今は緊急事態です。すべての人にこの報告書を読み、自分なりの判断をする権利があります」と話した。
さらに、「私は最初に著名な『BioRxiv』というウェブサイトに研究報告書をアップロードしました。このサイトは最先端の研究で知られる『コールド・スプリング・ハーバー研究室』に属しています。しかし9月14日朝(現地時間)、このサイトはハッカーに攻撃されました。私はすぐに研究報告書を取り下げ、Zenodoに掲載したのです」と閻麗夢氏は述べている。
論文発表に対する妨害はこれにとどまらない。Tech Startupsによると、閻麗夢氏は13日にツイッターアカウント@LiMengYAN119を作成した。14日には、科学者3人と共同執筆した新型コロナウイルスに関する研究論文のリンクを張り付けて投稿した。間もなく、彼女のアカウントは閉鎖され、「アカウントが一時停止された」と表示された。有識者の間では、ツイッター社に事情説明を求める声も上がっている。
研究は継続する
9月20日、閻麗夢氏は米国メディア「Salem Radio Network」の「CATS Roundtable」によるインタビューを受けた際、新型コロナウイルスは生物兵器として開発されていることを話した。また、二つ目の研究報告書も近日公開予定であり、その中で新型コロナウイルスの設計に関して説明する予定であるという。
(看中国記者・肖然/翻訳・柳生和樹/編集・山上一龍)