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 サイラス・A・パルサ(Cyrus A. Parsa)氏は今年5月10日、人工知能組織(The AI Organization)のホームページに文章を掲載し、中国共産党がAIなどの先進技術を使って国内の民衆を統制し、世界各国の安全を脅かしていることを明らかにした。

 人工知能組織によると、中国共産党のAIシステムは、信仰ある者を「AIに抵抗する」というレッテルを貼っているという。このほか、国民を分類するAIコード(AI Division Codes)、ロボットの武器化、毒投与システム、先進的な暗殺システム及び生物識別情報などが世界中の人々、特に各国の政府高官を危険にさらしている。

 サイラス・A・パルサ氏が執筆した本『AI、トランプ、中国共産党と5Gロボット技術の武器化(AI、Trump、China and The Weaponization of Robotics with 5G)』は2019年8月24日に出版された。同年10月24日に出版された『人工知能:人類の危険な局面(Artificial Intelligence: Dangers to Humanity)』は、最初の本の内容をさらに補充し、サイラス氏が調査したAIとバイオテクノロジー会社50社余りと一部の機構を紹介している。

 2冊の本で、サイラス氏は中国共産党とテクノロジーの大物は「AI、バイオ技術、5G、量子技術、ロボット、遺伝子組み換え、毒投与システム、ネットワーク制御、無人機、デジタルID、生物工学、そして人間のバイオデジタルネットワークを利用したバイオデジタル社会プログラミン」などで世界の人々を脅かしていると警告した。

AIは信仰者や他の人々を「AIに抵抗する」と表記

 グーグル、フェイスブックやツイッター、ソーシャルメディア、モノのインターネット(IoT)やスマートフォンなどを利用するとき、AIは「利用者の設備の距離センサー」と「利用者と設備、AIコードとAIアルゴリズムを連結したネットワーク」を介して、利用者の顔、音声、健康データが得られるようになる。これらのデータで「人と機械の共生関係」を作り出し、利用者の信仰、人種、性別、思想、感情は「アンチ体制」または「アンチAIコントロール」と表記されることがある。

 研究結果については『AI、トランプ、中国共産党と5Gロボット技術の武器化』と『人工知能:人類の危険な局面』の2つの本に収められている。元CIA長官は、サイラス氏の調査報告書を米軍に渡し、サイラス氏の発見を「卓越した天才が世界を変える」と称賛した。

 サイラス氏は、このような調査を行い、世界に大きな変化をもたらすデータと発見を明らかにしたのは、世界の人々が危険にさらされていることを憂慮したためだという。

(翻訳・柳生和樹)