米ケリー・クラフト国連大使と台北駐ニューヨーク経済文化弁事処の李光章処長(看中国合成写真/パブリック・ドメイン/中華民国外務省)

 米ケリー・クラフト国連大使はこのほど、台北駐ニューヨーク経済文化弁事処(総領事館に相当)の李光章処長と昼食を取りながら会談した。クラフト氏は今回の会談を「歴史的な会合」と称し、中華民国と米国の二国間関係が強化していることを示した。

 AP通信9月17日の報道によると、クラフト氏と李光章氏は9月16日、ニューヨークマンハッタン東城にあるオープンテラスで昼食を取りながら会談した。これは中華民国の高級外交官と米国連大使との初めての会談である。

 クラフト大使は、トランプ大統領は台湾との関係強化に努めているため、政府を代表して引き続き台湾との関係を維持したいと述べた。また、台湾が国連でより活発に活動できるように米国が最大限にサポートする様々なテーマについて議論した。

 クラフト氏は、台湾人2,400万人の意見を聞か入れるべきだとし、北京の台湾疎外を容認できないと述べた。彼女は「アメリカが中国(中国共産党)に立ち向かわなければ、台湾のみならず、香港などの問題に誰も太刀打ちできない」と語った。

 李光章氏はクラフト大使が素晴らしい外交官であると賞賛し、台湾と米国は民主主義、人権、法治において共通の価値観を持っていると述べた。

 1971年、中国共産党が国連に加盟したため、台湾は強制的に離脱させられ、国際機関から排除された。現在、トランプ政権は台湾を独立した国家として、WHOや国際民間航空機関などの国際機関に加入するよう支援している。

 今年5月、米国連代表団はすでに台湾の国連加盟を支持するとツイートした。今回の歴史的な会合は、米国が中華民国政府の国連復帰を支援していることを示している。

(看中国記者・聞天清/翻訳・藍彧)