内モンゴル自治区エレンホト市のモンゴル族小学校の校長(イメージ:ネット写真)

 9月13日、内モンゴル自治区エレンホト市のモンゴル族小学校の校長(女性)が自宅で自殺したとネットユーザーが明らかにした。彼女は中国共産党当局が、モンゴル族学校のモンゴル語教育を強制的に廃止された後、辞任したばかりだった。9月4日にアルシャー盟のモンゴル族の女性公務員スジナが転落死直後、もう一人の公務員が自殺したという事件だ。

 内モンゴル教育部門はこのほど、すべての現地学校にモンゴル語を中国語に置き換えるよう要求し、民衆の抗議を引き起こしたが、中国当局の取締は暴力的で、わずか2週間で5人の自殺者が報告されている。

 ネット上では、中国共産党の残虐性を非難する一方で、同校の校長先生の死に遺憾の意を表明する声も多く見られた。

ネットユーザーのコメント

 「この校長をとても尊敬しています。しかし、香港、新疆、チベットのような場所で、中国共産党による残忍な迫害と苦しみの中で、人々がどれほど勇気を示したかを、部外者はほとんど十分に認識していません。」

 「(内モンゴル)教師が逮捕され、保護者が殴られ、学生が学籍を取消されて、20日も経ち、毎日のように自宅で脅されている。中国共産党のこのようなやり方に、どれぐらいの人が耐えられうるのか」

 「自殺は私が一番受けられない抗議の方法です。これは自分の身内の心を傷つけるだけで、悪に何の罰も与えることはできない」

 「知らないかもしれないけど、香港の前線に出た人の多くは、すでにリュックの中には、遺書が残されていたんだよ! 彼らは、前線に出れば10年以上投獄されたり、失踪させられたり、擬装自殺で処理されたりすることは十分に分かっているが、それでも强権を恐れずに前に進んでいます。毎回抗議デモの後、いわゆる「不審自殺なし」のケースが多く、香港では誰がやったのか誰もが知っています。香港人はヒーローです。モンゴル人もヒーローです。みんなで頑張りましょう」

 現在ネット上には、女性校長の生前写真を投稿する人がおり、ネットユーザーからのコメントは、

 「モンゴル族の人々を支持します」

 「この校長は死を選んでも服従しない、彼女のために黙祷します」

 「どの民族も自分の民族の伝統を継承する権利と、維持する事業を保留するべきだ」

 「中国共産党の倒錯(とうさく)した行為は全世界から非難と懲罰を受けるべきだ」

 「モンゴルの校長先生に拍手喝采、さらに不屈の香港の人々に拍手喝采、あなた達は素晴らしいです。」

(翻訳・藍彧)