マイク・ポンペオ国務長官は4日、テレビのインタビューで、中国共産党政権は中国国内の少数民族の基本的人権を侵害し、他国をいじめる独裁政権であると述べたうえで、米国は中国共産党の横暴なふるまいを抑止しようとしていると述べた。
ポンペオ長官はヒュー・ヒューイットショー(Hugh Hewitt Show)のインタビュー番組で、北京政権の人権侵害の深刻さを知りたければ、ウイグル人、モンゴル人、チベット人の扱い方を見れば分かると話した。これは中国共産党の習近平総書記が自国民にしてきたことであり、基本的人権の深刻な悪化だ。
中国共産党が他国をいじめていることについて、ポンペオ長官は「今日のインドと中国の間で起きていることを見てください。中国共産党は1960年代初めから、インドと中国の国境に多くの兵士や軍隊を送り込んだ。これは近隣諸国に甚大な迷惑をかけているだけではなく、他国が自らの経済圏内で基本的な権利を行使する能力にさえ影響を与えている」と述べた。
ポンペイ長官は、「中国共産党独裁政権は、世界の覇権主義的な支配を強く望んでいる。中国共産党政権には一部の国を従属国にしようとする野望があり、それは世界に大きな災いをもたらす」と批判した。
彼はまた、「トランプ大統領は、中国共産党が米国にとって本当の脅威となっていることを認識できている。その結果、米国は中国共産党に外交でも経済でも、手を引くように迫っている。私たちは中国共産党に屈せず、彼らが通常の国家のように正常に行動するよう要求します」と述べた。
ポンペオ長官はインタビューで、米軍による中国共産党の抑制に言及しなかったが、米海軍の空母艦隊や高空偵察機によるここ数カ月の一連の軍事演習で、米政府が共産党政権に強い軍事的圧力をかけ、国際ルールの遵守を迫っていることは明白である。
(看中国記者・文可伊/翻訳・藍彧)