イギリス保守党議員トマス・タジェンダット氏は、香港の情勢に強い関心を持っている。彼は8月30日に、香港からいくつか手紙が送られてきたとツィートした。それらの手紙は、「反中国ヘイト」発言を止めるとともに、将来的に両国の衝突を回避するためイギリスの外交政策について「(中国にとって)良いこと」を言うよう要求した。トマス氏は、これらの手紙は明らかに中国共産党国家安全部から来たものと述べた。
手紙のなかには「あなたがどこに住んでいるのかを知っています」という文があり、これは明らかに警告的な表現だ。また、手紙の署名には「中国香港」と書かれており、「中国香港」の文字が印字された4枚の切手が発信場所を強調している。
トマス氏は、中国共産党の国家安全部による民主国家の政治家への脅迫は誤りであり、直ちに止めなければならないと強調した。
イギリス保守党人権委員会副会長であり、市民団体「香港ウォッチ」の会長をも務めるベネディクト・ロジャース氏は、2018年から2019年の間に20通以上同様の手紙を受け取ったとトマス氏の投稿に返信した。手紙はロジャーズ氏の母親と近所の人にも送られたという。ロジャーズ氏は証明として関連するニュースのリンクも貼り付けた。
ロジャース氏は、反体制派の家族や隣人を脅迫することは、中国共産党の典型的な邪悪な方法であると語った。そして、「恐れることはありません。屈服することもしません。邪悪な党に立ち向かう唯一の方法は対抗することで、倍の努力をして香港と中国の人権自由のために声を上げます」と表明した。
(翻訳・北条)