9月1日、長江上流域の集中豪雨により、本流と支流の水位が急上昇し、重慶市長江寸灘水文観測所の水位が1日で5メートルも上昇した。
8月30日から31日にかけて、四川省の広範囲で、楽山、眉山、雅安を含む地域が豪雨に見舞われ、そのうち、廬山県、宜宾市の筠連県は赤色(注)豪雨警報が発令された。青衣江など多くの河川は再び警戒レベルを超えた洪水が発生した。
長江水文網によると、長江重慶寸灘水文局の水位は24時間で5.28メートル急上昇し、175.86メートルに達した。三峡ダムは今もなお、毎秒最大3万1400立方メートルの洪水を全力放流しており、長江下流域にプレッシャーをかけている。現在、安徽省九江市の長江水位は19.46メートルで、安徽省の多くの地域では1ヶ月以上前から洪水に浸かっているが、状況は改善されていない。
ネットユーザーが投稿した動画には、四川省の一部地域が洪水に苦しんでいる様子が映し出されている。
岸辺にいた人々は、洪水で川に流され男を見て、無力さで手の施しようがない。
この子は幸いにも岸辺の人に見つかって助かった。
8月30日から31日、成都キョウライ市平楽鎮は豪雨に見舞われ、大規模な洪水を引き起こした。地元の人によると、これは100年で最大の洪水だという。洪水は窓を破って侵水しそうになっている。
これは成都キョウライ市平楽鎮の洪水通過後の光景で、すべてが破壊された。
https://twitter.com/DynastyEndChaos/status/1300472857483292674
安徽省合肥市の廬江県は1ヶ月間、洪水に見舞われ、村人が帰宅できない状態が続いている。
注:中国の警戒信号のレベルは、一般的に気象災害がもたらす危害の程度、緊急度、展開状況に応じて、Ⅳ(一般)、Ⅲ(軽度)、Ⅱ(重度)、Ⅰ(特に重度)の4段階に分けられ、青、黄、オレンジ、赤の順に表示される。
(翻訳・藍彧)