中国山東省では、22年間で黄河最大の第5号洪水が通過したばかりで、8月25日に第6号洪水が発生した。
中国の公式メディアによると、黄河上流域からの増水と中流域の降雨の影響を受け、黄河陝西省潼関水文観察所は8月25日12時6分に毎秒5,230立方メートルの流量で、2020年黄河6号の洪水が形成されたと発表した。
黄河陝西省潼関区間は8月21日、毎秒6,600立方メートルの流量で22年間で最大となった。黄河の中下流域で災害緊急対応が講じられた。また、増水ピークに備え、山東省黄河流域の54の浮き橋を急遽撤去した。
近日、甘粛省の長引く大雨の影響で黄河が氾濫し、黄河の洪水を引き起こした。地元メディアによると、甘粛省の多くの河川では警戒水位を超える洪水が発生したという。24日8時の時点で、洮河碌曲の流量は152立方メートル/秒、大夏河夏河観測地の流量は41.1立方メートル/秒、白龍江舟曲の流量は452立方メートル/秒、 3、西漢水成県鐔家壩は781立方メートル/秒を計測した。
ネット上の動画によると、8月23日、甘粛省隴南市康県で大雨の影響で再び洪水が発生し、川が堤防を越えて直接町に流れ込んだ。道路は瞬く間に川となり、自動車や家具、物品などが洪水に流された。長引く大雨は土砂崩れや土石流などの災害を引き起こした。
気象台の予報によると、台風8号（バービー）の影響で、今後3日間は多くの地域では中〜大雨、一部の地域で大雨〜豪雨が降る見込みという。黄河下流はさらに深刻な洪水に見舞われるそうだ。
（翻訳・藍彧）