「空母キラー」と呼ばれるDF-21D弾道ミサイル(パブリック・ドメイン)

 サウスチャイナ・モーニング・ホストは、中国軍に近い関係者の話を引用し、中国は26日午前、南シナ海に2発のミサイルを発射し、米国に明確な警告を発したと述べた。

 中国は25日、米軍の高高度偵察機U-2が同日の実弾射撃訓練のためにPLAの北部戦域の飛行禁止区域に侵入したとし、米国の挑発行為を直ちにやめるよう求めていた。

 サウスチャイナ・モーニング・ホストによると、中国軍は水曜日午前に南海に向けて「空母キラー」と呼ばれる弾道ミサイル2発を発射した。その一つはDF-26Bミサイルで青海から発射され、一つはDF-21Dミサイルで浙江から発射された。二つのミサイルはいずれも海南省とパラセル諸島の間の海域に発射された。

 中国のミサイル発射は、中国が他の勢力の南シナ海進出を拒否する能力を強化することを目的としていると情報筋は語った。

 ベトナムは同日、中国が南シナ海の係争海域で行った軍事演習を、主権侵害だとして非難した。

 米「Millitary Watch Magazine(意訳:軍事観察誌)」8月7日の報道によると、米海軍ニミッツ級原子力空母2隻が南シナ海で軍事演習を行った後、中国は8月5日にDF-26長距離対艦弾道ミサイルを発射したという。

(看中国記者・黎宜明/翻訳・藍彧)