台湾の台北市の自由広場(Wikimedia Commons/Lord Koxinga CC BY-SA 3.0

 世界各国で猛威を振るい、経済に大打撃を与え続ける新型コロナウイルス。多くの地域で感染者数が増え続ける中、台湾では早期に抑え込みが成功し、日常生活に対する影響を最小限にとどめることに成功した。では台湾で新型コロナウイルスの感染が拡大しなかったのはなぜだろうか。

台湾の奇跡的な流行防止策

 台湾では、確定症例487、死亡7、回復事例450であり、最近の増加例はすべて海外からだ。なぜ台湾はウイルス予防でこれほどの結果が出せるのだろうか。実は台湾は過去にSARSに対抗する過程で深刻な経験を得たのです。今年に入って人から人へ感染する疑いのあるウイルスが検出されてすぐ、伝染病予防対策が講じられた。

 その迅速な行動力で台湾はウイルスの侵入を有効的に防ぐことができた。しかし、このように慎重に対策しても、予期せぬアクシデントはつきものだ。幸い重大な事態に至らず、感染拡大は防がれた。

台湾における新型コロナウイルス感染症例

 1つ目は2月のスーパースター・アクエリアス号事件だ。検査の結果、乗組員と乗客全員が陰性で、1,709人も無事に帰国できた。

 2つ目は、4月中旬に台湾の「磐石艦」で35人の兵士が感染したケースだ。確認された患者は10の都市、90以上の公共施設を訪れたが、幸い拡大には至らなかった。

 3つ目は、6月下旬に確認された無症状感染の症例で、患者は台湾から帰国した20代の日本人留学生だった。7月10日、日本人学生と接触した123人と同じ学校の接触していない90人は全員陰性と診断された。

自由の土地・台湾

 中国本土は中国共産党によって中国の古代からの文化が壊滅的な打撃を受けた。一方、台湾は中国の文化の保存、復活、発展に重要な役割を果たしました。世界中の流行趨勢から見ると、中国共産党に近づくほど感染が深刻になることがわかる。台湾の民進党政権は反共産主義だ。これは、台湾でウイルスの流行が深刻に至らなかった一因とも言われている。

 台湾は信仰の自由があるため、儒教、仏教、道教、カトリック、キリスト教、イスラム教、ユダヤ教はすべて台湾で広げることができる。特に中国本土で完全に抑圧されてきた法輪功は、台湾で自由に学ぶことができ、その健康向上効果のためすでに数百万人もの学習者がいるという。

(翻訳・北条)