発言している閻麗夢博士(左)(イメージ:YouTube動画スクリーンショット)

 ウイルスの専門家閻(閆)麗夢が香港から米国に亡命し、公開したインタビューが注目を浴びた。新型コロナウイルス感染症(武漢肺炎)が世界にもたらした損失に比べ、閻麗夢が中国共産党の悪質な隠蔽を暴露し、新型コロナウイルス(中共ウイルス)は合成されたと指摘した証人はまだ十分重視されていない。このことに焦りを覚える。世界は閻氏の警告を軽々しく受け止めてはならない。そうしなければ、もっと酷い目に遭うかもしれない。

 閻氏が8月11日のインタビューで、新型コロナウイルスは中国軍が2つの有害ウイルスから作り出したと述べた。有害ウイルスとはそれぞれCC45とZX21である。さらに、閻氏は新型コロナウイルスのゲノムに大量の証拠が残っており、ウイルス関係の研究者が調べれば発見するのは難しくないと指摘した。閻氏の暴露に対し、中国共産党を含め、如何なる学者も異議を唱えていない。

 閻氏の中国共産党に対する訴えは、証拠が国際著名な専門家による裏付けがまだないために成立しないと文章を書く人もいる。しかし、法律的にウイルスの合成、隠蔽した証拠を示さなくとも、確かな疑問点を示すだけで、中国共産党の責任を追及する理由には充分である。武漢肺炎が人類にもたらした災難に対し、その由来や形成事実を徹底的に探究できないのは、人類にとってより深刻な危険をもたらす可能性がある。そのため、閻氏の警告を軽視してはならない。

 閻氏の武漢肺炎における中国共産党の責任の所在を明らかにしたことは、世界にとってウイルスを知る有益な資料や方向性を提供した。例えば、オーストラリア政府が率先して、WHOに独立した武漢肺炎の調査チームの成立を要請したのも、ウイルスが武漢研究所に由来する証拠を手に入れたからである。中国共産党公安部副部長孫力軍が武漢で防疫対策を監督している最中に秘密逮捕された本当の理由は、ウイルスの発生源が武漢ウイルス研究所であるという証拠を集め、オーストラリアにいる妻に送ったが、オーストラリア政府の手に渡ったからだ。そこで、ウイルスの出所が人為的なものであるという疑惑は、すべて事実に基づいている。

 習近平オフィスはかつて幾度もホワイトハウスに直接電話をかけ、閻氏のインタビューを報道しないように要求し、脅迫してきた。閻氏があまりにも重要で、かなり重要な証拠を持っているという事実がなければ、習近平オフィスそこまで怒るだろうか。

(文・文青/翻訳・北条)