三峡ダム(イメージ:Wikimedia Commons / Source file: Le Grand PortageDerivative work: Rehman / CC BY

 四川省全省の広範囲な豪雨の影響により、三峡ダムは20日に過去最大記録の流入量が見込まれる。

 長江水文局によると、上流の洪水により、三峡ダムは8月20日、7.4万立方メートル/秒の増水ピークを迎え、建設以来の最大記録となる見込み。三峡ダムはすでに9つの排水口を開けて4.8万立方メートル/秒で放流し、今年最大の放流量である。

https://twitter.com/DynastyEndChaos/status/1295752215672414208?ref_src=twsrc%5Etfw%7Ctwcamp%5Etweetembed%7Ctwterm%5E1295752215672414208%7Ctwgr%5E&ref_url=https%3A%2F%2Ftwitter.com%2FDynastyEndChaos%2Fstatus%2F1295752215672414208

 報道によると、長江上流の沱江、涪江で洪水が発生し、岷江には歴史上最大の洪水が発生するという。19日、嘉陵江北碚の水位が警戒水位付近、長江上流の朱沱では増水が警戒水位を2.4メートル超えた。20日、寸滩では増水が警戒水位を5.5メートル超える見込み。

 現在、長江第5号洪水が重慶市を通過しており、重慶市内各所はすべて警戒水位を超え、今年の記録を更新した。また、重慶市水利局は18日に史上初めて最高級の一級洪水緊急対応を発動した。

 重慶の朝天門は今年初めて洪水に完全に水没された。2018年の洪水写真と比べると、今年の洪水の甚大さがわかる

2018年と2020年8月の重慶市の朝天門(イメージ:看中国合成写真)

(翻訳・北条)