18日午後、中国共産党総書記・習近平は安徽省に赴き、洪水の治水や被災後の状況を視察した。習近平が被災地に行くのは今年洪水シーズンに入ってから初めてで、半月以上の北戴河会議が終了したことを意味する。
新華社通信は18日夜、習近平が淮河の状況を視察し、被災者を慰問するために安徽省を訪れたと報じた。
習近平は洪水についての指示を出しただけで、これまで一度も被災地を訪れていないことで批判を浴びた。安徽省は今年の洪水被害が最も大きかったわけではなく、人為的な洪水に見舞われた。安徽省当局は7月20日、淮河下流の蚌埠などの都市を守るため、阜陽市阜南県境内の王家壩水門を開き、蒙窪貯水区に放流するように命じたため、貯水域内の4つの町村、20万人が被災した。
昨日は習近平のほか、共産党政治局常務委員の李克強、王滬寧(おう こねい)ら数名の政治局員が北京に現れ、北戴河会議終了を示した。
(看中国記者・林中宇/翻訳・藍彧)