8月10日、新たな豪雨が四川省を襲い、12日には四川省内の多くの河川の水位が上昇した。水利部門によると、長江洪水4号が形成されるという。11日には黄河の4号洪水が発生し、黄河上流は増水し続けると予想されている。
中国複数のメディアによると、今後2日間、涪江、嘉陵江、長江重慶区間は相次いで洪水の水位がピークを迎え、多くの河川の水位は警戒レベルを上回るという。
重慶市水利局の担当者は「2020年第1号洪水は嘉陵江の支流涪江で形成され、長江洪水4号も間もなく形成される」と述べた。
今回の洪水に対して、重慶は河川洪水Ⅱ級の警報を発令し、洪水防御Ⅱ級の緊急対応を開始した。三峡ダムは14日、毎秒5.5万立方メートル以上の洪水が押し寄せるという。
気象データによると、現在の豪雨はまだ一週間以上続くという。
最近の連続降雨の影響を受けて、主要水文観測所の黄河源域の流量は上昇を続けている。水利局によると、11日7時6分、黄河の上流には毎秒2500立方メートルの流量のピークが現れ、黄河の2020年第4号洪水となった。
黄河の洪水対策本部は、今は洪水対策の重要な時期であり、予報によると、黄河上流からの水は今後も増え続けるという。
(翻訳・藍彧)