ベネズエラにあるエンジェルフォールズ(Angel Falls)は世界最大級の滝だ。最大落差979m、ジャンプすることは言うまでもなく、見下ろすだけで足が竦みそうになる。だが、この高さから勇敢に飛び立ち、自由に滑空を楽しむ猛者たちにより、珍しい動画が取れた。
エンジェルフォールズはベネズエラとガイアナのジャングルの奥地にあり、カラオ川(Carrao River)の支流チュラン川(Churun River)から水が集まってくる。そして「悪魔の崖」と呼ばれる険しい断崖絶壁より豪快に流れ落ちる。幅150m、垂直落差979mのエンジェルフォールズは、遠くから眺めれば真っ白なシルクを壁にかけているように見える。
大胆なスカイダイビングの挑戦で知られているアメリカ人選手プリセノ(Carlos Briceno)は、かつて9000回以上の高空スカイダイビングと800回の固定スカイダイビングを経験した。2015年、プリセノ選手がスカイダイビング愛好者と共に、6日間かけてようやく隠されているエンジェルフォールズに到着した。彼らの旅は単純に絶景の滝を望むわけではなく、滝の頂点からスカイダイビングを挑戦し、空飛びの味を体験することを狙っている。
GoProヘルメットカメラによる映像では、プリセノ選手が頂から飛び経ったあと空中で回転する動画や、真っ白なシルクのような滝と美しい虹も映された。なんと最後着陸時に木の枝に引っ掛かってしまった面白いシーンも収録されている。
(翻訳・清水小桐)