香港紙蘋果日報 創業者黎智英と香港民主活動家の周庭(イメージ:看中国合成写真)

 香港警察は8月10日、香港版国家安全法違反の疑いで、香港衆志の元副秘書長周庭 (アグネス・チョウ)氏、 民主化を支持する「蘋果日報(アップル・デイリー)」の創業者で、 同紙を出版しているメディア企業「壱伝媒(ネクスト・デジタル」の株主黎智英氏、壹傳媒の幹部数名および、黎智英の二人の息子の黎見恩、黎耀恩らを逮捕した。

 8月11日、周庭氏、黎智英氏ら10人は保釈され、同日夜に警察署を出た。「蘋果日報」の報道によると、周庭氏の保釈条件は2万香港ドル保釈金と18万香港ドルの身元保証金、及びパスポートの没収という。

 警察署の外には多くの記者が待ち構えていた。黎氏が警察署を出た時、現場で「蘋果日報を応援します、最後まで頑張って」と叫ぶ香港市民がいた。

(翻訳・藍彧)