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武漢肺炎(新型コロナウイルス)に続き、中国大陸では最近、重症熱性血小板減少症候群ウイルスの流行が報告されています。これまでに60人以上の感染が確認され、7人が死亡しました。
中国国内の複数のメディアによると、江蘇省南京市に住む王さん(65、女性)は40度の高熱が続き、咳や倦怠感などの症状が出て江蘇省人民病院の救急医療センターに運ばれました。その後感染症病棟に移し、検査した結果、重症熱性血小板減少症候群ウイルスと診断されました。
専門家は、王さんがマダニに噛まれて病気になったことを確認しました。江蘇省病院の金柯医師によると、入院当初、王さんの心臓、肺、循環などの多くの臓器の機能が衰えていました。
今年に入ってからこれまでに、同じ病院で37人が重症熱性血小板減少症候群ウイルスに感染しました。
また、安徽省では今年4月以降、23人の感染が確認され、うち5人が死亡しました。浙江省では2人が感染して死亡しました。
専門家によると、重症熱性血小板減少症候群ウイルスに感染すると、体内の白血球の減少や体内出血などの症状が現れます。
重症熱性血小板減少症候群ウイルスは10年前に確認された急性感染症で、主な媒介はマダニだが、血液や体液などを介して感染することもあり、人から人への感染の危険性、死亡率が高いことが報告されています。
臨床症状は、主に発熱、血小板減少、白血球減少および多臓器機能障害などがあります。軽度の場合は通常自然に回復するが、重度の場合は多臓器不全や多臓器機能障害を引き起こすことが多いです。
【翻訳編集】Visiontimesjp News