アメリカ国防長官マーク・エスパー(Mark Esper)(イメージ:パブリック・ドメイン)

 希望の声(Sound of Hope)の報道によると、マーク・エスパー(Mark Esper)米国防長官は8月5日、ワシントンのシンクタンク「アスペン研究所(The Aspen Institute)」が主催したサイバーセキュリティフォーラムに出席した。エスパー長官は、米国の国家安全保障戦略の最も基本的なことは、まず米国が中国と競争するための資源と能力を確保すること、次にあらゆる紛争を抑止することだと話した。そして、前の2つが失敗すれば、戦争に備え、勝利しなければならないと述べた。

 エスパー氏は、米国と中国の競争は今までで最も激化していると述べた。この挑戦に対応するため、米国の防衛大学は中国関連カリキュラムを拡充している。「提供する講義の50パーセントを中国関連のものに集中させるように求めている。中国が政治的、経済的、軍事的にどのように運営しているか、彼らの意思決定プロセスはどのように機能しているのか、彼らの価値観は何か、中国共産党はどのように組織されているのかなどについて、米国のトップ官員がよりよく理解できるようになるでしょう。」

 エスパー氏はまた、「中国との戦争は避けられないとは思わないが、中国と対抗しなければならないし、できる限り多くの分野で、外交、情報、軍事政治の面でも、より強くならなければならない。中国を正しい軌道に乗せ、少なくとも国際的なルールや慣行を尊重できるようにしたい」と述べた。

 エスパー氏は、中国共産党を抑制するため、米国はすでに多くの太平洋諸国と防衛協力関係を結んでいると述べた。先週だけで、エスパー長官はインド太平洋地域に赴き、各国首脳と約200回の会議や談話を行った。

(翻訳・藍彧)