香港警察は民主運動に参加したとして米国民に対して逮捕状を発した。これは中国共産党当局が強硬的に推進した「香港国家安全法」に基づく新たな迫害行動に他ならない。
米FOXニュース8月2日の報道によると、中国国営メディアCCTV(中央テレビ)は7月31日、海外に亡命した香港の民主活動家6人(朱牧民、羅冠聡、陳家駒、劉康、鄭文傑、黄台仰)に対し逮捕状が発布されたと報じた。彼らは「国家安全法違反」や「外国や国外の勢力と共謀して国家の安全を危うくした」の疑いがあるという。
中国共産党当局が国家安全法を制定した後、6人は海外に亡命している。羅冠聡氏は7月初旬にイギリスへ行き、鄭文傑氏はイギリスで政治亡命を認められた。朱牧民氏は7月31日、ツイッターで「私は米国国民です。もう25年になります」と投稿した。
朱牧民氏は8月3日にボイス・オブ・アメリカとのインタビューで、中国政府による指名手配は、香港人だけでなく、米国民もこの法律の影響を受けることになるというアメリカ人への警告であると述べた。
米下院外交委員会の委員長を務めるエリオット・エンゲル(Eliot Engel)民主党議員と上院外交委員会のロバート・メネンデス(Robert Menendez)民主党議員は週末、北京当局が国際社会を敵に回していることを厳しく非難する共同声明を発表した。
(翻訳・藍彧)