中国南方の豪雨に続き、北部でも豪雨に見舞われた。7月31日、北京市と天津市が豪雨で浸水し、街は川となり、車が船のようになった。
複数の中国国内メディアの報道によると、北京では7月31日午後、黄色(注1)の大雨警報が発令され、市内ほとんどの地域で大雨で、朝陽区四元橋周辺では124.3mmの大雨が発生したという。北京の一部の地域では6(10.8~13.8m/s)級以上の風と雹が短時間にあった。北京のバスシステムの合計22のルートが影響を受けた。
インターネットの動画によると、北京では雷、豪雨、強風が発生し、最も激しい雨が「滝」のように降り注ぐ様子が映し出されている。
豪雨は北京市内の大通りを川に変貌させ、水の深さは半メートル以上に溜まり、車を運転するのが船を運転するようで、一部の道路の水たまりが深すぎて通行できなかった。多くの自動車が水没された。
天津市気象局も7月31日午後13時、大雨の青色警報を黄色警報にアップグレードした。天津市東麗区降水量は108.6ミリに達し、当局は多くの地域で交通規制を行った。
ネットユーザーが投稿した動画から、天津も北京と同様に街の通りが川になり、車が水の中を走っている様子が見える。場所によっては水深が深くて車が通れないところもあった。
中国気象網のデータによると、華北部、東北部などの降水量は7月と8月に集中しており、そのうち7月下旬と8月上旬がピークを迎えるという。
注1:中国の警戒信号のレベルは、一般的に気象災害がもたらす危害の程度、緊急度、展開状況に応じて、Ⅳ(一般)、Ⅲ(軽度)、Ⅱ(重度)、Ⅰ(特に重度)の4段階に分けられ、青、黄、オレンジ、赤の順に表示される。
(翻訳・藍彧)