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中国 武漢ウイルス研究所 「秘密研究」

 豪メディア「The Klaxon(クラクソン)」が7月23日に掲載した調査報告書によると、中国当局とパキスタン政府は、西側諸国とインドへの対抗措置の一環として、3年間の秘密協定を締結した。協定は「致命的な炭疽菌に関する複数の研究プロジェクトを運営するなど、潜在的な生物兵器戦の能力を拡大する」と示している。

 同報道は、複数の情報筋の話を引用し、中国の武漢ウイルス研究所が「すべての財政的、物質的、科学的支援を提供して」、パキスタン軍の国防科学技術機関(Defence Science & Technology Organization、DESTO)と共同で、秘密の研究施設を建設したと伝えた。武漢ウイルス研究所は、パキスタンの科学者に「病原体の操作やバイオインフォマティクスに関するトレーニングを提供し」「パキスタン独自のウイルス収集データベースの開発を支援する」という。

 世界で猛威を振るっている武漢肺炎ウイルス(新型コロナ)について、一部の研究者は、武漢ウイルス研究所から漏えいしたのではないかとの見方をしている。このため、国際社会は武漢ウイルス研究所への関心を高めている。

 同調査報告書を執筆した記者、アンソニー・カラン(Anthony Klan)氏は、中国とパキスタンの共同研究グループは、クリミア・コンゴ出血熱(Crimean-Congo hemorrhagic fever、CCHF)に関連する実験を行ったと指摘した。

 CCHFウイルスの致死率は25%で、症状はエボラ出血熱と似ている。同ウイルスを予防するワクチンはない。

 米ボイス・オブ・アメリカ(VOA)7月27日の報道によると、在パキスタン中国大使館とパキスタン外務省はそれぞれ声明を発表し、クラクソンの報道について「デタラメ」「ねつ造」だと反発し、多国間条約である「生物兵器禁止条約を順守している」とした。

米メディア「在ヒューストン中国総領事館はスパイ活動に従事」

 米フォーリン・ポリシー(Foreign Policy)7月24日の報道によると、米政府関係者は、中国共産党は閉鎖されたヒューストン中国騒領事館をスパイ活動の拠点として利用し、武漢肺炎(COVID-19)ワクチンの適用を先取りしようとしていたという。

 ヒューストン中国総領事館は世界最大の医療センター、研究型大学や重要な科学研究プロジェクト施設に囲まれている。米政府関係者によると、北京当局は過去10年間に同領事館を通して、科学技術がリードする分野で世界各地からのトップ科学者らを採用する「千人計画」の募集に力を入れていた。同領事館スタッフは、科学研究者に直接連絡を取り、関連する科学的、技術的情報の収集を指示していた。

 米連邦捜査局(FBI)のクリストファー・アッシャー・レイ (Christopher Asher Wray)長官は、FBIに平均10時間ごとに1件中国共産党によるスパイ行為の新しい情報が入ると公言していた。

 英BBCニュースによると、米司法省と国務省の高官は7月24日、外交特権がないにもかかわらず、中国駐サンフランシスコ領事館に潜伏していた軍事研究者唐娟(Jun Tang)を逮捕し、裁判にかけると明らかにした。唐氏は他3名と一緒に中国軍の身元を隠したビザ詐欺の疑いで米国に拘束された。

 同報道によると、唐氏は2019年10月に米国訪問学者J-1ビザを申請した際に中国軍の身分を隠ぺいし、同年12月27日に米国に入国したという。

【翻訳編集】Visiontimesjp News