中国のウイルス研究専門家・閻麗夢(閆麗夢、Limeng Yan)博士は、武漢肺炎(新型コロナウイルス)は自然界の産物ではなく、武漢華南海鮮卸売市場から出たものではないと改めて証言した。
スペインで発行されているエル・ムンド(El Mundo)紙7月25日の報道によると、米国に亡命中の中国ウイルス専門家閻麗夢博士は、武漢肺炎の本当の感染源についての資料と証拠をまとめているという。
閻麗夢氏は、現在持っている資料と証拠で、武漢肺炎が自然界の産物ではなく、武漢華南海鮮卸売市場からでもないことを証明できると述べた。武漢華南海鮮卸売市場の野生動物がウイルスの中間宿主ではないため、同市場は武漢肺炎の発生源ではなく、濡れ衣だと話した。同氏は確実な医学的証拠に基づき、武漢肺炎の起源と真相に関する報告を近々発表するという。
「中国共産党は中国本土で発生した武漢肺炎の真実を知っており、流行警報の発令を意図的に遅らせただけでなく、医療スタッフがウイルスに感染していたことをしばらくの間公に否定していた。当時、中国本土の病院では患者を隔離しておらず、治療用の呼吸器も用意されていなかった」と閻麗夢氏は証言した。FBIが査定した同氏の通信ソフトにある会話記録が裏付けとなる。
閻麗夢氏は世界保健機関(WHO)と連携している香港大学医学部公衆衛生学部のウイルス研究所に勤務していたが、今年4月に香港から米国に逃亡し、7月に北京当局がWHOと共に中共ウイルス(新型コロナウイルス)の発生を隠蔽したことを告発した。
WHOは、閻麗夢氏と潘烈文(Leo Poon)教授がWHOのために働いていたことを否定していたが、香港大学のホームページに掲載されていた潘烈文教授の個人履歴書には、2009年から現在に至るまで、WHOインフルエンザウイルス・分子診断ワーキンググループの専門家であることが明記されている。
香港大学のホームページによる潘烈文教授の紹介:
https://sph.hku.hk/sc/about-us/faculty-and-staff/academic-staff/poon,-lit-man-leo
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(看中国記者・聞天清、黎宜明/翻譯・藍彧)