中国水利部の長江水利委員会水文局は26日午後2時、長江上流で今年の3回目の増水が観測され、三峡ダムでは7月27日夜に最大流入量が毎秒6万立方メートル前後に達する見込みだと正式に発表した。
中央通信社によると、長江流域で連日の豪雨の影響で、26日午前1時30分ごろ、長江上流の四川省宜賓市で土砂崩れが発生し、少なくとも2人が死亡した。
同じ長江上流にある重慶市武隆区でも25日夜に土砂崩れが発生した。報道によると、土砂崩れで地元の川が体積42万立方メートルのせきとめ湖を形成し、水漏れでダムが決壊する恐れがあるという。
三峡ダム区にある湖北省建始県では、26日午前、市内で豪雨が降り、深刻な水たまりが発生したため、県政府は洪水警戒の1級緊急対応を始めた。
(看中国記者・黎小葵/翻訳・藍彧)