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　ヒューストンの中国領事館長蔡偉は、中国領事館を決して閉めないと明らかに表明しました。これは米国国務省から24日（金曜日）までに、ヒューストンの中国領事館を閉鎖する要請に対して、真正面の回答です。

　蔡偉はポリティコ（Politico）のインタビューで、「米国の要求は『ウィーン領事事務公約』、『中米領事条約』に違反しており、国際的の外交規範とルールにも、符合していません。私たちは、最悪の事態に備えましたが、強力な抗議活動も始めました。そのため、米国にこのような誤った決定をあきらめ、取り消すよう要求します」と述べました。

　また、蔡偉は彼がヒューストンで、中国政府の最高代表であることを強調しましたが、中国の専門家は、「彼が領事館を開くかどうか自分で決める権利がないと」述べました。

　政治経済学と社会学の霍鳳峰教授は「大使館自体が、北京の決定に従わないことは、ないと思いますが、北京当局は、事態が更に悪化する直前に、指示を与えるかもしれませんと、述べました。

　ホプキンス大学の外交政策研究所のカーラ・フリーマン所長は「米国では、領事館を閉鎖することを拒否されたのは前代未聞のことだ」と述べました。

　専門家によると、もし中国当局は米国の命令を聞かず、ヒューストン中国領事館を閉めなければ、蔡偉を含め領事館のスタッフたちのビザを取消し、場合によって、逮捕して強制送還する可能性もあります。