中国語ラジオ放送、「希望之声(Sound of Hope)」の7月22日の報道によると、中国政府は、経済と日々の政府運営を維持するために多額の公的借金に頼るほか、地方の金融プラットフォームでの巨額な隠れた借金があると指摘した。中国の信用格付機関によると、2019年末までに地方政府の隠れ債務が43兆元(約659兆円)に達している。公式発表された24兆元(約368兆円)の債務と合わせると67兆元(約1026兆円)に達し、中国経済と金融市場にとっては危険な時限爆弾となている。
中共ウイルス(新型コロナウイルス)の打撃を受け、中国経済が不振に陥り、景気回復の対策として、再び大規模なインフラ事業に乗り出している。資金調達のため、1月から5月にかけて新たに2兆3900億元(約36.6兆円)の地方政府の借金が発生した。
公開された債務以外に、地方政府は地方金融プラットフォームを利用し、金融機関から融資を受けている。その額は公的債務の下にないようだ。
中国地方政府が隠れた債務が多く積み上げれば、中国の金融市場が直面するリスクもより大きくなる。この隠れた債務は中国経済と金融市場の時限爆弾となっている。
(翻譯・藍彧)