カナダトロント市の街で真相を伝えている鄭雪菲さん(写真・看中国)

 2020年7月20日は法輪功団体の反迫害21周年記念日です。カナダトロント市の中心部で7月17日午後から多くの法輪功学習者が様々な大きな横断幕を掲げ、7月19日にはトロントの16の公園で煉功と法輪功迫害の真相を伝える活動を行っていました。法輪功学習者の鄭雪飛さんは「看中国(VisionTimes)」のインタービューに応じ、中国共産党による法輪功への迫害がある限り、真相を伝え続けると語りました。

 数百人の法輪功学習者は7月17日午後3時すぎ、トロント市中心部の各交差点で「法輪大法は素晴らしい」、「世界は真善忍を必要としている」、「中国共産党をはっきりと認識し、災難から遠ざけ、カナダを守ろう」、「中共ウイルス(新型コロナウイルス)は世界に害を及ぼしている」、「法輪功への迫害を停止しろう」など英語で書かれた横断幕を掲げました。

 カナダ西部在住の通りすがりのケンさん(Ken)は、(中国)共産党が法輪功を迫害してはいけません。誰もが自由に信仰する権利を持っていると記者に語りました。「(中国)共産党がやっていることに反対します。なぜなら、人々の権利を奪っているからです。中国共産党は人々のすべてをコントロールしようとしており、これは非常に恐ろしいことです。」

 「新世紀影視基地(The New Century Film)」の若手女優・鄭雪菲(てい しぇふぃ)さんは「看中国」のインタビューを受け、記者に「私と母はともに法輪功学習者です。母は真、善、忍を信仰し、法輪大法を修めていることで、中国共産党に迫害され、2年半も投獄されました。出所してから非常に厳しい監視下に置かれているため、未だに再会できず一緒に暮らせません」と語りました。

 鄭雪菲さんは2014年末から法輪功を始めました。それまで法輪功学習者が迫害されていることの噂をたくさん聞きましたが、当時は信じられず、すべて嘘だと思っていたそうです。「しかし、母が迫害された時、法輪功学習者が(中国共産党に)生きたままで臓器摘出されることなど、嘘だと思っていたことは、すべて事実であると実感しました。本当に起こっています!母と私が経験したことは本当の出来事であり、嘘や噂ではありません。」 

 鄭雪菲さんは2017年にカナダに移住しました。この自由な土地で自分が中国で見たことや経験したことを世界に伝え、知ってもらうべきだと言いました。

 鄭雪菲さんはインタービューの最後に「迫害がある限り、真相を伝え続けます」と強調しました。

カナダトロント市の公園で煉功中の法輪功学習者たち(写真・看中国)

(看中国記者・宋悦/翻譯・藍彧)