最近、中国のウエイボー（微博）で「トランプには大統領としてのご加護があるためか、中共ウイルス（新型コロナウイルス）はまるで人を選別しているかのようにその周りの人を次々と感染していくが、彼だけは感染しない」という話題が人気急上昇している。
ニューヨーク・タイムズ7月2日の報道によると、トランプ大統領の長男ドナルド・トランプ・ジュニア氏の恋人で、 大統領の選挙対策チームの一員でもあるキンバリー・ギルフォイル氏は中共ウイルスの検査結果が陽性だったそうだ。ギルフォイル氏はトランプ氏の長男のガールフレンドとして、トランプ氏との接触は少なくないはずだ。多くの人が「トランプも感染されたのではないか」と推測し始めた。
トランプ氏の側近の情報筋によると、ギルフォイルは最近トランプ氏やトランプ氏の側近とは近距離的な接触がないため、感染の可能性がないと否定した。その後、トランプ氏の長男の検査結果は陰性だった。これに対して、「トランプ家は本当に天に選ばれた人であるがゆえに、中共ウイルスには感染しない」と多くの人々が感嘆した。
これはネットユーザーたちの冗談に過ぎないが、全く根拠がないわけではない。
これまでにもトランプ氏のプライベート配膳人が複数の検査結果で5月7日に陽性と確認されたことや、マイク・ペンス（Mike Pence）副大統領の報道秘書も5月11日に検査結果が陽性となったことが挙げられる。この二人はいずれも確認される前にトランプ氏と近距離の接触があったにもかかわらず、トランプ氏は感染されていない。
ギルフォイル氏に続いて、サウスダコタ州のクリスティ・ノム（Kristi Noem）州知事も検査結果で陽性となった。広報担当者は、ノム氏がギルフォイル氏とイベントで近距離接触があったため、感染したのかもしれないと述べた。
周りにこれほど多くの人が感染しており、トランプ氏の感染率が非常に高いはずだ。しかし、彼は相変わらず陰性の検査結果を保持しているという。まさか中共ウイルスは本当に人を選別しているか。
（翻譯・藍彧）