ボイス・オブ・アメリカはロイター通信の報道を引用し、米国務省が土曜日(7月11日)に、北京当局による恣意的な拘留や渡航禁止などの法執行の危険性が高まっていると中国にいる米国民に安全警告を発した。これらの行為は法律と秩序を守る目的としたものではないと報じた。
米国務省は、北京当局が主張する「国家安全法」に関連する事由で、米国民が「長時間の取り調べや拘束」を受け、米国の領事サービスへのアクセスを拒否される可能性があると指摘した。また、「米国民が北京政府に批判的な私的な電子メッセージを送信した場合、北京当局の保安要員に拘束されたり、国外追放されたりする可能性がある」と警告した。
同省は米国民に逮捕または拘束された場合は、警察や刑務所の関係者に直ちに米国大使館または最寄りの米国領事館への連絡を要求するように促したが、具体的な事例を挙げておらず、安全警報を発令した具体的な原因も明らかにしていない。
現在、米中両国の関係は緊迫している。 ロイター通信によると、両国は最近互いの政府関係者に対するビザ発給を制限しているという。
(翻訳・柳生和樹)