国際連合人権専門家、ミシェル・バチェレ(Michelle Bachelet)は6月30日、国際連合人権理事会第44回会議において、中国共産党とロシアが「中共ウイルス(新型コロナウイルス)」を介した言論の自由を抑制したことを非難した。
フランス通信社によると、バチェレ氏は中国共産党とロシア当局が中共ウイルス流行期間に、検疫対策に対する批判を阻止するために記者、ブログ主、そして民主主義活動家らを脅迫し、威嚇したことに対し、国際連合人権理事会で譴責したという。
同氏は「(中共ウイルス流行期間の)言論の検閲と有罪判決は、疫病に関する重要な情報の発信を抑圧することにつながる」と述べた。さらに、「各国の政府が自国の国民との間で一致的、信頼できる、事実に基づくコミュニケーションを維持すべきだ」と強調した。また、韓国政府の疫病対応への開放的な態度を称賛した。
バチェレ氏はまた、中共ウイルスは人権問題の系統的な失敗によってさらに深刻になり、その失敗をも暴露したと述べた。また、中共ウイルスが世界の平和と発展に危害を及ぼし、「政治、経済、社会、文化などの権利」を国民にもっと多く与えることで解決するように呼び掛け、「人権に基づく政策は有効であり、より良い結果につながることができ、さまざまな不満、衝突、不平等、苦しみ、差別を防ぐことができる」と述べた。
(編集/翻訳・藍彧)