中国南部で大雨が続き、三峡ダムに隣接する湖北省宜昌市が洪水に見舞われる中、28日には湖北省で竜巻が発生し、同日、新疆が大雪に覆われた。
最近、中国の天象異常が甚だしい、強い嵐や洪水などが国内の多くの地域を襲っている。 湖北省宜昌市では6月27日に大雨で甚大な被害を受けている中、28日には、湖北省荊門市で竜巻が発生した。 竜巻が通るところ、空は真っ暗になり、数十本の木が根こそぎ倒され、道路で吹き飛ばされた電線から煙が出た。 また、竜巻でシェルターや道路標識などが倒され、大量の瓦礫が宙を舞い、近隣の住宅施設や車両に被害を与えた。今のところ、死傷者は出ていない。
また、29日中国・新彊ウイグル自治区にある伊犁草原など一部地域で、大雪が降りた。夏シーズンに大雪という異常気象が近年の中国ではよく起こる。今年は南部地域の洪水に加え、さまざまな自然災害で人々の生活に大きな影響が出るだろう。今回の大雪で新彊ウイグル自治区の牧場業界にとって大きな打撃をもたらすことが予想される。
牛、羊、馬の凍死、大雪による交通困難などで、牧場主は飼料の準備に苦労する。また、彼らが自分の家畜が凍死や餓死するのを見るのも辛いことが容易に想像できる。
今、竜巻と大雪がもたらした経済的な損失を集計している。
【翻訳編集】VisionTimesJP News