孫 正義氏(イメージ:ウィキペディア/nobihaya CC BY 2.0

  6月25日、ソフトバンクグループの株主総会で、創業者の孫 正義氏が、「アリババグループの取締役を同日付で辞任する」と発表した。同日、アリババグループの創業者のジャック・マー氏(馬雲氏)もソフトバンクの取締役を辞任した。
 
 理由について孫氏は「自分の希望であり、順調に進んでいる」と語った。ジャック・マー氏がソフトバンク取締役会から退任する日を選び、双方に意見の相違も無かったという。
 
 孫氏は、アリババへの投資は、これまでのソフトバンクの投資の中で最も成功した投資の一つに変わりがなく、「王冠の中でも一番の宝石」のような存在であり、アリババの株式は可能な限り長く所持する意向であると語った。以前、孫氏はアリババの株式を通じた1兆2,500億円の融資計画を公表した。
 
(翻訳・柳生和樹)