(イメージ:YouTubeスクリーンショット)

 2020年5月5日、中・印の国境地帯に位置するパンゴン湖の付近で、中国軍と印度軍は、領土に侵犯したとお互いに非難し、双方兵士が小規模の乱闘を行った。現在ネット上で広がった動画によると、中国側が一人の兵士が俘虜になり、印度の兵士に連行されたことがわかった。

 5月9日にも、インドシッキム州の国境で衝突が起きた。インド軍と中国軍との合計150人が殴り合いになり、インド軍4人と中国軍7人が負傷した。

 インドメデイアの報道によると、5月19日、中国と印度政府は、5月上旬に両国の国境地帯で発生した衝突について、交渉を行ったが、問題解決につながる結果が得られなかったそうです。

 そして、今月1日、印度は国境地帯に約6000人の兵士と戦車、装甲車、航空機など多くの軍事装備を送った。

 印度の行動に対して、中国側も大量な兵士と軍事装備を両国の国境地帯に増援した。

 中国当局とインド政府は政治介入や協議など平和な方式で今回の危機を解決したいという意思を表明したが、国境での対峙がどちらも譲歩しておらず、衝突が更に激しくなる可能性がある。