ホワイトハウス前での抗議デモ(イメージ:YouTube動画スクリーンショット)
アフリカ系アメリカ人ジョージ・フロイド(George Floyd)氏の死に影響を受け、アメリカでは多くの都市で抗議デモが相次いでいる。5月31日夜、警察はワシントンD.C.抗議者を囲んだ抗議者らを催涙ガスで駆除した。混乱の中、ある抗議者が中国語で「急げ!行け行け行け」と叫び、周りの抗議者を撤退させた。
AFP通信の報道によると、5月31日に大勢の抗議者がホワイトハウスに集まり、ミネソタ州警察によるジョージ・フロイドの暴行死に対する不満を訴えた。抗議者はトランプ大統領の警告を無視し、現場は混乱に陥った。
ホワイトハウス前での抗議デモの動画は6月1日に、ある中国人ネットユーザーによってフェイスブックに掲載された。当該動画から一人の男性抗議者が中国語で「急げ!行け行け行け」と叫んでいるのがはっきり聞こえ、現場にいた他の中国人を撤退させているのがわかった。
ある米国で20年以上暮らしている『看中国』の読者は、「普通の中国人はこのような活動に参加したりしないだろう。どう考えても組織的にやっているのだ。しかも、覆面していることや、迅速に撤退指示を出したことから見ても、彼らは摘発されることや米国の警察に捕まることを恐れているのだ」とコメントした。
また、これに関連するウィーチャット (Wechat)の会話記録がネットに流布された。その内容は「昨晩誰が現場で中国語を叫んだ?!大人しく終わったらすぐ逃げろと言ったじゃないか?」「そうだね、あんな大声出しちゃって、今そのビデオが全米に流れてるし」「張武官も現場にいたぞ、お前ら組織紀律性皆無だな」となっている。この記録はホワイトハウス前の抗議デモに参加した中国人らの会話らしい。駐米中国大使館のホームページには、武官処の責任者は「張力」となっており、記録内の「張武官」と同一人物かはまだ確認できていない。
以上のことを踏まえ、ネットユーザーは、中国共産党が今回のデモ活動を計画した主謀者ではないかと推測している。
(翻訳・柳生和樹)
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