ポンペオ国務長官(イメージ:ホワイトハウス動画のスクリーンショット)

 5月31日、ポンペオ国務長官はフォックスニュースの番組「サンデー・モーニング・フューチャーズ」に出演し、香港に対する優遇政策撤廃後の米中関係について語った。ポンペオ長官によれば、中国共産党(中共)は欧米諸国への「破壊」を強めているが、米国など欧米諸国の反撃によっていずれは崩壊し、「次の世紀には中国共産党の支配はない。」

 番組でポンペオ国務長官は、中共の最近の行動が、米国と西側同盟国の理念と民主主義を損なっていると指摘。同時に、トランプ政権や欧州諸国が北京への反撃を起す見通しについて楽観的な見方を示した。

 ポンペオ氏はフォックスニュースに対し、中共の攻撃は時間の経過とともに激化しており、トランプ大統領はこれに反撃するだろうと述べた。

 「今の中共は10年前とは違う」とポンペオ長官。「トランプ大統領は先週金曜日の演説で、中共は欧米諸国の理念、民主主義、価値観を破壊することを意図していると述べた。アメリカ国民は危険にさらされている。」

 ポンペオ長官は、金曜日(5月29日)にホワイトハウスのローズガーデンで行われたトランプ大統領の演説にも言及した。大統領は演説の中で、中国共産党政権が武漢肺炎(Covid-19)パンデミックの引き金となったウイルスに関する情報の隠蔽や知的財産の盗用、南シナ海での行動など、米国の利益を損なう様々な行動をとっていることを公然と非難した。トランプ大統領は、北京当局が香港の「一国二制度」の公約を公然に破ったことを受け、米国は「中英共同声明」によって与えられた特別な地位の下で香港が享受していた特別待遇を取り消すと発表した。

 ポンペオ氏は、トランプ政権は米国議会に支持されていると述べた。現在、米国の両党は、中共に対処するために数十の法案を提出している。 「それらの多くは両党の共同提案です。これはすべての政治家が等しく認識している本当の危険なのです。」

 ポンペオ氏はさらに、欧州の人々は今、中共がもたらす危険性をはっきりと認識しており、北京を牽制することがEUの最善の利益になると述べた。このように、欧州の同盟国は、米国とともに中共に反撃することになる。

 ポンペオ氏は最後に、「次の世紀には、全世界が中国共産党の支配を受けることなく生活できる」と述べた。
 
(看中国記者・理翺/翻訳・藍彧)

英語での原文(米国務省のウェブサイト):
Secretary Michael R. Pompeo With Maria Bartiromo of Fox News Sunday Morning Futures
https://www.state.gov/secretary-michael-r-pompeo-with-maria-bartiromo-of-fox-news-sunday-morning-futures/

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