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中国で武漢肺炎感染拡大第二波の発生リスクが急速に高まり、吉林、遼寧、黒竜江などでは深刻な流行が発生した。最初に感染者が確認され、最も厳重な都市封鎖が行われた湖北省武漢市では先日、市民全員を対象とした核酸検査が実施された。初期の検査結果では、1,000万人のうち、少なくとも50万人にウイルス感染が確認され、この結果は中国国営メディアで報道されたが、まもなく削除された。
コロナウイルスの脅威
医学研究によると、武漢肺炎を引き起こす中共ウイルス(新型コロナウイルス)は非常に頑丈で、感染力も非常に強い。中共ウイルスは、人体の呼吸器系、神経系、循環器系、排出器系、消化器系、更には生殖器系等を攻撃し、呼吸器疾患を発症させるばかりでなく、免疫システムのバランスをも崩壊させる。
感染者の中には病状の進展が非常に早い患者がいる。薬が効かないため、死亡する直前は溺死するような苦痛に見舞われると言われている。免疫力が高く何とか回復できても、完治できず後遺症を残す患者もいる。更に恐ろしいのは、体内に抗体があっても、完全に免疫できる訳ではなく、再感染を起こす可能性があることだ。
中共ウイルスは、幾度も変異する掴み所がないウイルスと言える。医学の専門家が発明したワクチンも、高温の気候も、中共ウイルスの拡散抑制に期待できないだろう。
武漢肺炎のパンデミックに伴い、各国はマスクの着用、頻繁な手洗い、外出自粛、ソーシャルディスタンスの維持、都市封鎖など、様々な対策を講じた。それにより経済成長は停滞したが、感染者数の増加は依然として止まっていない。
米ニューヨーク州知事のアンドリュー・クオモ(Andrew Cuomo)氏は5月6日の記者会見で、「ニューヨークの武漢肺炎で新たに入院した患者の66%が自宅待機をしていた人だった」と発表した。自宅待機をしているにも関わらず、ウイルスに感染してしまうことが、多くの人々を困惑させました。一体どうすれば感染から身を守れるのだろうか?
坐禅で免疫システムを簡単に調節
米国フィラデルフィアで19年間、医師として勤務している臨床心理学者のジェシカ・ラッセル(Jessica Russo)氏は、「ウイルスは一種の非細胞生物あるいは生物粒子であり、代謝システムを持たず、寄生宿主細胞の中で生きている。細胞に侵入すると、宿主細胞内に大量のウイルスを複製し、最終的に宿主細胞を殺し、免疫システム中の各種の不良反応を引き起こす」と指摘した。
ラッセル医師は「前向きな感情を持つことは、免疫システムのバランスを調節するのに役立ちます。例えば、善良で、楽観的で、明るい気持ちは免疫力を高め、精神を穏やかにすることができます。私が推奨するウイルスから身を守る良い方法は、『坐禅』です。坐禅は、気軽で学び易く、人を積極的な状態にし、免疫力を高めます」と語る。
研究により、「坐禅することで、体の主要な神経内分泌系のHPA軸(視床下部-下垂体-副腎系)の活力が減少され、前頭前皮質、右前部島皮質、右海馬体等の脳の全てに積極的な情緒、意識と不安の情緒を制御する脳波活動が増加し、免疫システムをより良く機能させることができる。様々な方式の坐禅は免疫システムの調節に非常に効果的だ」という事が発見された。
理想的な坐禅とは
世界中で、ヨガ、法輪大法、運動瞑想、超越瞑想、集中瞑想、正念瞑想、仏家と道家の精神瞑想など、様々な方式の坐禅が行われている。
ラッセル医師は、その中でも『法輪大法』を推薦し、「法輪大法は『真、善、忍』に基づいた坐禅と修煉のシステムです。五通りの功法は習得しやすく、現代社会において、仕事等で忙しい方には最適です」とその理由を語った。
更にラッセル医師は「現在の実証主義の科学は、発展に限界があり、実証主義の科学で坐禅や瞑想を研究するのは困難です。しかし、不思議なことに『法輪大法』を修煉した人々が、心身の健康を取り戻した事例は数え切れません!」と語った。
(翻訳・柳生和樹)