(イメージ:YouTubeスクリーンショット)
中共ウイルス(新型コロナウイルス)の影響で開催が、2カ月半延期されていた中国の全人代(全国人民大会)が、22日から北京で始まります。
全人代に先立って21日に、国政の助言機関である政治協商会議の開幕式が行う午後3時ごろ、北京市の空は、突然真っ暗になり、落雷に突風、雨が降り始めました。今年、中国各地で不思議な自然災害が頻発します。
また21日、中国国政の助言機関、政治協商会議が始まり、習近平国家主席ら中国共産党の最高指導部のメンバーが、顔をそろえました。この日は、習近平国家主席ら中国共産党の一部の幹部を除いて、(全員)マスクを着用していました。
5月22日、日本時間の午前10時に始まる全人代は、中国の国会にあたり、その年の政策などを決めるもっとも重要な政治日程で、地方から3000人近い代表が出席します。中共ウイルス(新型コロナウイルス)の感染拡大を防ぐため、参加者全員にはPCR検査で陰性が判明されないと、会場に入れないなどこれまで以上の警戒態勢が敷かれています。
また、今年の政策の中で、国際的に注目されるのは、香港に国家安全法の導入の審議です。同法により、中国が高度な自治を持つ香港の支配を一層強化し、香港市民の自由がさらに損なわれるとの懸念が出ており、香港の民主派議員や活動家らは直ちに「香港の終わりだ」と反発しています。