(イメージ:YouTubeスクリーンショット)

 5月18日、香港立法会(=議会)内務委員会主席の選挙で、親中派議員である李慧瓊氏が当選されました。当日、民主派議員らは、会場に入ることを強制的に禁止されました。民主派議員らはロックされたドアの内側から叩きつけてました。当日、親中派議員らを主導に投票が行われました。今回の選挙で民主派候補者全員が0票でした。

 また、香港で、中国国歌の侮辱を禁じる法案が、物議を醸しています。立法会(=議会)では18日、条例成立阻止を目指す民主派議員らが賛成派と衝突しました。
今月に入り2度目となった衝突は、法案の検討を進める内務委員会で発生しました。異議を唱える民主派議員らは警備員によって、議場から強制退場させられ、議場内では対立する党の議員らの間で小競り合いが起きました。中国の国歌を侮辱したり、替え歌を作ったりする行為を犯罪とみなす法案について、民主派議員らは反対し、新委員長の選出投票を阻止してきました。そこで、18日に親中派議員らが、膠(こう)着状態を終わらせる権限があるとする外部の法律専門家の意見により、独自の委員長代理を立てました。これに対し、民主派議員らは、議会の顧問弁護士らの見解を盾に、親中派の動きは違法だと主張しました。

 香港に対する中国当局の影響力がどんどん強化されています。