香港元朗区議会の会議に出席している鄧炳強(写真撮影:看中国/莱恩)

 5月12日、香港警察のトップである鄧炳強は香港元朗区議会の会議に出席した。民主派議員・司徒博文氏は33名議員の共同声明を朗読し、香港政府に対し、去年7月21日元朗区で起きた暴力団と警察の暴力事件を調査することを要請した。この声明は警察のトップである鄧炳強の暴力沙汰に対し責任を問うとともに、香港市民が香港警察の暴力行為を忘れまいと強調するものだ。

 元朗区議会の議長・黄偉賢氏は、多くの市民は鄧炳強が中国共産党党員であるか知りたいと発言した。これに対し鄧炳強ははっきりと否定しなかった。鄧氏は自身が「地元」と「海外」の政治団体の成員ではないと答えた。更に、鄧氏は自身が「地元」と「地元」以外の政治団体に参加していないと説明した。

 仮に、鄧炳強は中国共産党党員ではない場合に、鄧氏ははっきりと否定できる。そのため、鄧氏のこのようなあいまいな答えは、彼が中国共産党党員であるのではないかという憶測を呼んでいる。

(翻訳・黎宜明)