講演中のトランプ大統領(イメージ:ホワイトハウスの動画スクリーンショット)
米紙「ニューヨークポスト」5月4日の報道によると、トランプ大統領は執務室で行われたインタビューに対し、「もしすべての苦難の中に一縷の望みがあるならば、今回のウイルス大流行の災難の中における一縷の望みは、米国人が今製品の供給チェーンを中国から米国に戻すことを渇望していることだ。米国人は現在中国で生産されている医薬品を含め、米国内で多くの製品を生産することに専念している」と述べた。
トランプ大統領は就任以来、選挙のマニフェストとして、米国企業が国内で製品を生産し、海外(主に中国)の生産ラインを米国に移転して米国国民にさらに多くの雇用を創出することを奨励してきた。
彼は「今、この疫病の大流行が私たちに教えてくれたことの一つは、私が正しかったことだ」と発言した。
ウイルス対策用物資の輸出を妨げる中国
AP通信5月4日付の報道によると、米国土安全保障省は5月1日の報告書で、北京当局が大流行の深刻性を故意に隠ぺいし、武漢肺炎が伝染病であること及び世界保健機関(WHO)への通知を遅らせたことを明らかにした。北京は今年1月、医療用品の輸入を大幅に増加し、輸出を減少させていた。更に中国駐在の米国企業が生産した医薬品を米国へ輸送することまで禁止した。
トランプ大統領は経済に楽観的
トランプ大統領は、年末に米国の経済指標が急激に上昇すると予測し、第4四半期の経済状況に楽観的な姿勢を示した。
インタビューでは、トランプ大統領は景気回復に自信を持っているだけでなく、ウイルスの大流行を抑えるための彼の政府の取り組みに言及したうえで、「私たちは疫病を避け、ウイルスの侵入を防ぐことを望んでいます。万一、感染が拡大したら撲滅するまでです。私たちは多くのことを学びました。」とコメントした。
(翻訳・柳生和樹)