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4月16日の英デイリー・メール(Daily Mail)紙は「武漢肺炎の拡散防止として、手を洗った後はペーパータオルで手を拭くことを推奨する」と伝えた。その理由は、手を完全に洗浄できていなかった場合、ジェットタオルで手を乾燥させるより、ペーパータオルで手を拭く方が、手に残留したウイルスをより効果的に除去できるからだ。
ご存じの通り、汚染された手が、中共ウイルス(新型コロナウイルス)の感染拡大の最大のきっかけとなった。ウイルスに汚染された手の接触により、ドアノブや蛇口などにウイルスが付着し、その後、これらの物体に触れた別の人が、また顔などに触れることでウイルス感染の恐れが高まる。
イギリス・リーズ大学(University of Leeds)とリーズ教育病院NHS信託(Leeds Teaching Hospitals NHS Trust)の共同研究により、手洗いで手を完全に洗浄できていない場合、ペーパータオルで手を拭くことで、手に残留したウイルスをより効果的に除去できる事が報告された。「手洗い後、手を拭く際に、ペーパータオルを使うことで、ウイルスの残留と拡散を抑制できるので、お勧めします」と研究員が語った。
2013年、日本国立感染症研究所が発表した『新型インフルエンザ対策行動計画』にも、“研究所の関係者はジェットタオルを使用禁止”との内容がある。2009年、『日本環境感染学会誌』で発表された『病院における手指温風乾燥機とトイレ環境の細菌汚染調査』と題した論文によると、ジェットタオルの底面に付着する細菌の個数は、ドアノブの10倍以上になるとの論述がある。
ジェットタオルが普及する昨今、多くの人が手洗い後の手の乾燥に、ジェットタオルを使用しているだろう。下に向けて熱気を放出するハンドドライヤータイプならまだしも、装置に手を差し入れ、風圧で手を乾燥させるジェットタオルは、稼働中、装置内が相対的な密閉空間となり、水滴とウイルスが循環され、結果的にウイルスが再び手へ付着する恐れがある。そのため、ジェットタオルを使用するより、ハンカチやペーパータオルで手を拭くことが、より衛生的でより安全と考えられる。
(翻訳・常夏)